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発熱・感染症外来
当院の特徴
下丸子で70年にわたり地域医療に貢献してきた信頼と実績のもと、突然の発熱や感染症の疑いがある患者様が心から安心して受診できる外来診療を行っております 。急な体調不良に対する迅速な診断・治療から、専門的な検査が必要なケースまで、皆様の「かかりつけ医」として、一人ひとりの不安に寄り添い、適切な医療を提供します 。
このような症状の方はご相談ください
発熱をはじめ、咳、喉の痛み、倦怠感など、体調に異変を感じた際は、「これくらい大丈夫だろうか」とご自身で判断なさらず、どんな些細なことでもお早めにご相談ください 。
全身の症状
- 発熱
- 悪寒、震え
- 全身の倦怠感
- 頭痛、関節痛、筋肉痛
呼吸器・のどの症状
- 咳、痰
- 息苦しさ
- 喉の痛み、違和感
- 鼻水、鼻づまり
お腹の症状
- 腹痛
- 吐き気、嘔吐
- 下痢
すぐに受診が必要な症状
発熱に加えて以下の症状が見られる場合は、重篤な疾患の可能性も考えられます。速やかに医療機関を受診してください。
- 意識がおかしい、呼びかけに反応が鈍い
- けいれんを起こした
- 呼吸が速い、息苦しい、顔色が悪い
- 激しい頭痛や、繰り返し起こる嘔吐
- 水分が全く摂れず、ぐったりしている
- 胸の痛みが強い
発熱時に考えられる疾患
当院では、患者様一人ひとりに対して丁寧な診察を行い、症状や既往歴を詳しく伺った上で、的確な診断と最適な治療法の決定を目指します。発熱の原因は多岐にわたります。
ウイルス・細菌による主な感染症
- 急性上気道炎(かぜ症候群)
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
- 扁桃炎、咽頭炎
- 急性気管支炎、肺炎
- ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルスなど)
- 尿路感染症
- 溶連菌感染症
- その他:マイコプラズマ感染症 、手足口病など
その他考えられる原因
- 自己免疫疾患(膠原病など)
- 熱中症
- 薬剤による発熱(薬剤熱)
発熱外来で行う検査
患者様の不安を少しでも早く取り除き、的確な治療方針を迅速に決定するため、院内に充実した検査体制を整えています。必要に応じてCT検査のような高度な画像診断も院内および連携施設にて対応可能であり、より詳細な状態把握に努めています。
- 問診・身体診察
- 症状の経過や周囲の流行状況などを詳しく伺い、喉や胸の音などを丁寧に診察します。
- 迅速抗原検査
- インフルエンザ、新型コロナウイルス、溶連菌などを対象に、短時間で結果が判明する検査です。
- 血液・尿検査
- 体内の炎症の程度や脱水の有無、肝機能・腎機能などを評価します。尿路感染症の診断にも不可欠です。
- 画像検査
- レントゲン検査:肺炎が疑われる場合などに行い、胸部の状態を確認します。
- CT検査:レントゲンでは分かりにくい微細な肺の病変や、その他の合併症を評価するために行います。
- 超音波(エコー)検査:腹痛を伴う場合に、腹部臓器の状態をリアルタイムで観察できる、体に負担のない検査です。
治療とご自宅での対処法
医療機関での治療
原因となっている疾患や症状の重症度に合わせて、最適な治療を行います。
- 原因に対する治療:インフルエンザなどには抗ウイルス薬を、細菌感染症には抗菌薬(抗生物質)を処方します。
- 症状を和らげる治療(対症療法):高熱や体の痛みがつらい場合には解熱鎮痛薬を、その他、咳や痰、鼻水などの症状に応じてお薬を処方します。
- 点滴:食事が摂れず脱水症状がみられる場合には、点滴による水分・栄養補給を行います。
ご自宅でできること(セルフケア)
- 安静と休養:無理をせず、体をゆっくり休ませることが回復への一番の近道です。
- 十分な水分補給:汗で失われた水分を補うため、水やお茶、経口補水液などをこまめに摂りましょう。
- 体を冷やす工夫:熱が高くつらい時は、首や脇の下などを冷やすと楽になることがあります。ただし、寒気がある時は温かくしてください。