健康診断・人間ドック・脳ドック
はじめに

当院では各種健康診断、人間ドック、脳ドックを提供しております。
- 健康診断:労働安全衛生法に基づく法定健診(雇入時健診・定期健診)や、自治体の特定健診などに対応しています。
- 人間ドック: 全身の健康状態を総合的にチェックし、生活習慣病やがんなどのリスクを評価します。
- 脳ドック:MRI/MRA検査などを用いて、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)のリスクや脳腫瘍、認知症の兆候などを早期に発見することを目指します。
健康診断
健康診断の目的
健康診断の主な目的は、自覚症状がない段階での病気の早期発見(二次予防)と、生活習慣を見直して病気を未然に防ぐこと(一次予防)です 。特に、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は初期症状がほとんどないため、定期的なチェックが重要です 。また、企業に義務付けられている法定健診(定期健康診断・雇入時健康診断)は、労働者の健康確保を目的としています 。
健康診断をお勧めする方
- 企業にお勤めの方(労働安全衛生法により、事業者には定期健康診断の実施義務があります)
- 就職・転職をされる方(雇入時健康診断が必要となります)
- ご自身の健康状態を定期的に確認したい方
- 生活習慣病のリスクが気になる方(特に20代・30代でも食生活の乱れなどからリスクが高まることがあります)
健康診断でわかる病気
健康診断の基本的な項目(問診、身体測定、血圧、尿検査、血液検査、胸部X線、心電図など)から、以下のような病気やそのリスクを発見する手がかりが得られます。
- 生活習慣病:高血圧 、脂質異常症(高コレステロールなど)、糖尿病(高血糖)、高尿酸血症(痛風のリスク)、メタボリックシンドローム
- 循環器系の異常:不整脈(心電図から)
- 肝臓・腎臓の異常:肝機能障害 、腎機能障害
- 貧血
- 呼吸器系の異常:肺結核、肺炎など(胸部X線から)
- その他: 視力・聴力の低下
定期健康診断
労働安全衛生法に基づき、事業者が年1回以上実施する従業員の健康確認と生活習慣病予防を目的とした健診です。
- 検査項目:問診・診察、身体測定(身長・体重・BMI・胸囲)、血圧、視力、聴力、尿検査、胸部X線、心電図、血液検査(貧血、肝機能、脂質、血糖)など
- 料金: 11,000円(税込)
雇入時健康診断
事業者が労働者を常時雇用する際に実施する健康診断です。
- 対象となる方: 新たに常時雇用される方
- 検査項目:問診・診察、身体測定(身長・体重・BMI・胸囲)、血圧、視力、聴力、尿検査、胸部X線、心電図、血液検査(貧血、肝機能、脂質、血糖)など
- 料金: 11,000円(税込)
人間ドック
人間ドックの目的
人間ドックは一般的な健康診断よりも検査項目が多く、より詳細に全身の健康状態をチェックすることを目的としています。健康診断では見つけにくいがんや生活習慣病などの病気を早期に発見し、早期治療につなげることを目指します。また、検査結果に基づいて生活習慣の改善点を見つけ、将来の病気のリスクを低減することも重要な目的です。法的義務はありませんが、ご自身の意思で受ける任意の健診です。
人間ドックをお勧めする方
- 健康診断の結果で気になる点があった方
- 生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)のリスクが高いと感じている方、または指摘されたことがある方
- がん、脳卒中、心臓病などの家族歴がある方
- 40歳以上の方(加齢とともに様々な病気のリスクが高まるため)
- 30代の方(特に女性は子宮頸がんや乳がん、男女ともに生活習慣病のリスクが高まり始めるため)
- 喫煙習慣のある方、飲酒量の多い方
- 食生活の乱れや運動不足など、生活習慣に不安がある方
- 自覚症状はないが、全身の健康状態を詳しくチェックしたい方
人間ドックでわかる病気
人間ドックでは、健康診断の項目に加えて、画像診断(超音波、CT、MRIなど)や詳細な血液検査、神経内科専門医による診察と画像診断などを行うことで、以下のような幅広い病気の早期発見が期待できます。
- がん: 胃がん、大腸がん、肺がん、肝臓がん、膵臓がん、乳がん、子宮頸がん、前立腺がんなど(検査項目による)
- 生活習慣病とその合併症: 高血圧、脂質異常症、糖尿病、痛風、動脈硬化、脂肪肝など
- 循環器疾患: 狭心症、心筋梗塞のリスク、不整脈、心臓弁膜症など
- 脳血管疾患: 脳梗塞、脳動脈瘤などのリスク(脳ドックオプション等による)
- 消化器疾患: 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ポリープ、大腸ポリープ、逆流性食道炎、胆石症、肝炎など
- 呼吸器疾患: 肺気腫、慢性気管支炎(COPD)、間質性肺炎など
- その他: 骨粗しょう症、甲状腺疾患、腎臓病など
人間ドックのコース
サービス名 | 内容 | 主な検査項目・詳細 | 個人価格(税込) |
スタンダードドック | 法定健診項目+詳細血液検査 | 法定健診の基準を超えた基本的な健康評価を希望される方向け。予防医療の入口となるコース。法定健診を完全に網羅し、生活習慣病リスクをより詳細に評価します。 | 18,000円 |
アドバンストCTドック | スタンダード+胸部/腹部CT(選択) | がんや内臓疾患のリスクを精密に評価したい方向け。CT検査を標準搭載し、従来のドックでは発見困難な初期病変の発見を目指します。 | 65,000円 |
エグゼクティブ全身ドック | アドバンストCT+脳ドック+腫瘍マーカー | 企業経営者や健康に最大限の投資をしたい方向け。三大疾病リスクを徹底的に評価。CT・MRI・腫瘍マーカーを駆使し、網羅性、精密性、効率性を最高レベルで満たします。 | 160,000円 |
脳ドック
脳ドックの目的
脳ドックは、MRIやMRAなどの画像検査を中心に、自覚症状が現れにくい脳の病気(脳卒中や脳腫瘍など)を早期に発見・予防することを主な目的としています。特に、くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤や、症状のない小さな脳梗塞(無症候性脳梗塞)などを発見し、重篤な状態に至る前に対処することを目指します 。
脳ドックをお勧めする方
- 40歳以上の方(加齢とともに脳血管疾患のリスクが高まるため)
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をお持ちの方
- ご家族(血縁者)に脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や認知症の既往歴がある方
- 喫煙習慣のある方、飲酒量の多い方
- 肥満気味の方
- 慢性的な頭痛、めまい、もの忘れなどの症状がある方
- 過去に脳の検査で異常を指摘されたことがある方
- 脳の健康状態を確認して安心したい方
脳ドックでわかる病気
脳ドックでは、主にMRI/MRA検査、頸動脈エコーなどを用いて、以下のような脳や脳血管の病気、またはそのリスクを発見することができます。
- 脳血管疾患:未破裂脳動脈瘤(くも膜下出血の原因)
- 脳梗塞(特に無症候性脳梗塞)
- 脳出血のリスク(微小脳出血など)
- 脳動脈の狭窄・閉塞
- もやもや病、脳動静脈奇形など
- 脳腫瘍(良性・悪性)
- 脳萎縮(加齢性、アルツハイマー型認知症などの可能性)
- その他: 正常圧水頭症 、副鼻腔炎、白質病変 など
- 頸動脈の異常: 頸動脈狭窄症、動脈硬化(プラーク)
脳ドックのコース
サービス名 | 内容 | 主な検査項目・詳細 | 個人価格(税込) |
エッセンシャル脳ドック | 頭部MRI/MRA | 頭部MRI(脳実質の評価)、頭部MRA(脳血管の評価)、医師による結果説明など。脳卒中や脳腫瘍など自覚症状なく進行する脳疾患の早期発見を目的とします。 | 35,000円 |
包括的脳・血管ドック | エッセンシャル+頸部MRA/超音波 | エッセンシャル脳ドックの全項目・頸部MRAまたは頸動脈超音波検査を選択。脳につながる首の血管まで評価し、脳卒中リスクをより総合的に評価します。 | 50,000円 |
人間ドック・脳ドックのオプションについて
サービス名 | 内容 | 主な検査項目・詳細 | 個人価格(税込) |
DWIBS全身MRIがん検査 | 放射線被ばくのない全身がんスクリーニング | 全身MRIによるがん検査、単独での受診も可能です。 | 77,000円 |
腫瘍マーカーセット(各種) | 消化器、肺、性別特有のがんリスク評価 | 消化器、肺、性別特有のがんリスクなどを評価する血液検査、各ドックに追加可能です。 | 8,800円から |
アミノインデックスがんリスク検査 | 血液による複数のがんリスク評価 | 血液中のアミノ酸濃度バランスからがんリスクを評価、各ドックに追加可能です。 | 24,000円から |
その他オプションについてもご希望がありましたら、対応ができるものもございますので、お気軽に音合わせください。
受診前の準備について
正確な検査結果を得るため、また安全に検査を受けていただくため、以下の点にご注意ください。
お食事について
- 血液検査を含む場合の絶食指示を記載 例:検査前日の夜20時以降は食事をとらないでください。午前受診の方は朝食を、午後受診の方は昼食を抜いてください。
- 飲水に関する指示を記載 :水・お茶など糖分の含まれていない飲み物は摂取可能です
- 避けるべきもの:アルコール、糖分入り飲料、ガム、飴などは控えてください。
お薬について
常用薬に関する指示を記載 :普段飲んでいるお薬は、主治医の指示がない限り通常通り服用してください。糖尿病のお薬については事前にご相談ください。
服装について
- 推奨する服装、避けるべき服装を記載 例:着脱しやすい服装でお越しください。ワンピースやボディスーツは避けてください。
- アクセサリーに関する注意を記載 例:ネックレス、湿布、磁気治療器などは事前に外してください。
持ち物について
- 必須の持ち物を記載 例:健康保険証、診察券(お持ちの方)、受診券(特定健診など対象の方)
- 任意・該当する場合の持ち物を記載 例:お薬手帳、会社指定の健診結果用紙、コンタクトレンズケース、眼鏡 など
特に脳ドック(MRI検査)を受けられる方へ
検査を受けられない可能性のある方
- 心臓ペースメーカー、植込み型除細動器、人工内耳などを装着されている方
- 脳動脈瘤クリップ、血管内ステントなどの金属が体内にある方(材質によっては可能な場合があります。事前にご相談ください)
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
- 閉所恐怖症の方
検査前に外していただくもの
- 金属類(アクセサリー、時計、ヘアピン、入れ歯など)
- 磁気カード類(キャッシュカード、クレジットカードなど)
- カラーコンタクトレンズ、ヒートテックなどの金属を含む衣類、カイロ、湿布薬など
その他注意事項
- 刺青、アートメイク(眉、アイライン)がある方は事前にお申し出ください。
結果とフォローアップについて
検査結果の通知方法と、その後のフォローアップについてご案内します。
- 結果の通知方法:
後日、医師より直接説明 / 結果報告書を郵送させていただきます。
全てのコースで医師による結果説明が含まれます / ご希望の方には医師が結果を説明します(別途費用要)など - フォローアップ体制:
検査結果で異常が見つかった場合は、二次検査(精密検査)や治療、専門医療機関へのご紹介など、適切に対応いたします。